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社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス (岩波新書)

社会科学の方法 ヴェーバーとマルクス (岩波新書)

大塚 久雄

岩波書店 / 1966-09-20

累計読者数5
平均ハイライト数 14.4件/人
推定読了時間 約2時間28分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 29%

この本について

仕事でも生活でも、「なんで自分の行動が気づけば“流される側”になっているんだろう」と感じることがあります。自分で選んでいるつもりでも、気づけば周囲の動きや仕組みの方が大きくて、ただついていくしかない。ここにモヤモヤを覚える人は多いと思います。 この本は、その感覚を「気のせい」にせず、社会の側にある構造として説明してくれるところに価値があります。抜粋を読むと、読者が刺さっているのは、マルクスが言う“疎外”が特別な概念ではなく、生きた人間同士の偶然的な関わりの積み重ねから自然に生まれてしまう、という視点だと思うんです。群衆に巻き込まれる場面の例えもそうで、個人の意思の強さではどうにもならない瞬間がある、という描写が妙にリアルに響きます。 そこからもう一歩踏み込むと、マルクスとヴェーバーが、それぞれ「人間をどう認識するか」でまったく違う道を選んでいることが見えてきます。経済を“第二の自然”として扱うための距離の取り方もあれば、文化や宗教まで含めた人間の行動そのものに焦点を当てる方法もある。社会をどう見るかで、自分が感じている行き詰まりの輪郭も変わってくる。読んでいて、無意識に「社会の側に押しつけていたもの」と「自分の側の解釈の癖」が少し整理されていく感覚がありました。 自分の立ち位置がよくわからなくなる人、社会に振り回されている気がするけど言語化できない人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

自然現象とちがい、生きた人間の日々の営みを対象とする社会科学において、科学的認識は果して成り立つものだろうか。もし成り立つとすれば、どのような意味においてか。この問題に正面から取り組んだ典型的な事例としてマルクスとヴェーバーを取りあげ、両者の方法の比較検討の上に立って社会科学の今後の方向を問う。
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