
禅と日本文化 (岩波新書)
鈴木 大拙 and 北川 桃雄
累計読者数4
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 30/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
仕事でも生活でも、「もう少しシンプルに向き合えたら楽なんだけどな」と思う瞬間があると思います。考えすぎて動けなかったり、正しさを探すほど自分の感覚が遠のいていく感じ。僕自身、頭で整理しようとするほど視界が濁るタイプなので、このモヤモヤはよく分かります。 『禅と日本文化』は、その行き詰まりに対して別の入口を作ってくれる本でした。禅が「形式より精神」を重んじてきた背景や、芸術・武道・日常の所作にまで影響してきた考え方が丁寧に語られていて、「理解するより、まず感じる」「言葉より、体験」という視点にゆっくり連れ戻されます。特に、直感の価値や、不完全さの中に精神があらわれるという説明は、完璧さを追いがちな現代の仕事の感覚とも地続きで、読みながら少し肩の力が抜けました。 また、日本の芸術や美意識が「わび」や「減筆」によって何を大事にしてきたのかが見えてきて、自分の感受性の癖や、なぜシンプルなものに惹かれるのかの理由まで腑に落ちます。これは自己啓発ではなく、日本文化の中に流れてきた“身体の使い方や心の置き場”を静かに教えてくれる本です。 余白がほしい人、いつのまにか思考がパンパンになりがちな人には、しっくり来ると思います。
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出版社による紹介
日本文化および日本的性格の形成の上で、禅は大きな役割を果たしてきた。その事例をさまざまに掲げながら、詳細に説き明かした日本文化論の不朽の名著。鈴木大拙博士の格調高い英文に、北川桃雄氏の定評ある翻訳を添えた、現代人のための対訳版。
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