
上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室
MARO、LEON
講談社 / 2019-11-22
この本について
ときどき、自分が知っているつもりの物事が、本当はほとんど理解できていなかったんじゃないか……と不意に不安になることがあります。特に「宗教」や「聖書」みたいな大きなテーマは、興味はあるのに一歩踏み込むと急にむずかしく見えて、結局そのままになりがちです。僕もずっとそんな距離感でした。 この本は、その“よくわからん壁”をゆるく崩してくれました。どちらかというと「正しい知識を覚える」という感じではなくて、「あ、こうやって読めばいいのか」と視点が勝手に変わるタイプの一冊です。たとえば、イエスが怒った唯一の場面をあえて日常的な温度で描いていたり、アダムからアブラハムまでの長い系譜を、親戚の武勇伝のようにたどっていったり。聖書の“物語としての生々しさ”が見えてくると、信仰とか宗教とか以前に、人間の歴史の延長線にいる自分のことがちょっとだけ立体的に感じられます。 そして何より、「そんなことまで言っていいの?」と思うほどの距離の近さなのに、復活や契約といった核心部分はしっかり押さえてくれるところがありがたいです。ありえないことを信じるとはどういう感覚なのか、登場人物たちの弱さやズルさをそのまま描きながら説明してくれるので、妙な説教臭さもありません。 宗教の知識はないけど、聖書に出てくる人たちの“生き方の揺れ”には興味がある、そんな人に刺さると思います。僕みたいに「聖書ってどこから触れればいいんだろう」と迷っていた人にはちょうどいい入り口になります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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