
新規事業の実践論 (NewsPicksパブリッシング)
麻生要一
ニューズピックス / 2019-12-04
この本について
新規事業に関わっていると、「結局いま何をすべきなんだろう」と首をひねる時間がけっこうあります。人数の集め方ひとつ取っても、既存事業の常識を持ち込むと一気に違和感が出るし、顧客の声を聞けと言われても、どこまで踏み込めばいいのか毎回迷う。僕自身、作る前に立ち止まることが苦手で、実証する前に動き出してしまうタイプなので、この辺のモヤモヤがずっと残っていました。 この本は、その曖昧な“最初の混沌”をどう突破するかがかなり実践的に書かれています。たとえば、顧客と対話しながら「人力で課題解決」を試すステップや、Level.5になるまで本格的に作らないという線引きは、焦りがちな自分にはちょうどよいブレーキでした。既存事業の資産をどう扱うかや、外部と組む選択肢を早い段階から許可しておく話も、現場ではつい視野が狭くなる部分をほぐしてくれます。なにより、事業計画よりも顧客インサイトの実証を優先する姿勢が、頭では分かっていても徹底できていなかったところに刺さりました。 新規事業に向いているかどうかより、「あの違和感の正体をちゃんと整理したい人」に向く本だと思います。作る前の迷いに付き合ってくれる感じがあって、読み終えると、今日やるべき行動が少しだけ澄んで見えます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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