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校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール ~定期テストも制服も、いじめも不登校もない!笑顔あふれる学び舎はこうしてつくられた~

校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール ~定期テストも制服も、いじめも不登校もない!笑顔あふれる学び舎はこうしてつくられた~

西郷孝彦

小学館 / 201911

累計読者数3
平均ハイライト数 27件/人
star総合評価 59/100
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この本について

学校や組織の“当たり前”に違和感を覚えることってありませんか。決まりごとが多いほど逆に荒れる場面を見たり、本人の困りごとより「ルールの維持」が優先されてしまったり。頭ではもっと柔らかく向き合いたいと思っていても、いざ目の前で問題が起きると、どう振る舞えばいいのか迷ってしまう。そのあたりのモヤモヤに、この本はかなり効きます。 読んでいて一番刺さったのは、「禁止するほど逆効果なこともある」という視点でした。特別扱いをやめて“全員いいよ”にしたら自然に落ち着いていくタブレットの話や、こだわりアイテムを許可した途端に手放していく子どもの姿は、こちらが思っている以上に、人は自分で調整する力を持っていると教えてくれます。もうひとつ印象的だったのは、教員の“技術”より“人として信用できるか”が学級の空気を決めているというところ。子どもは大人をよく見ている、という当たり前を改めて突きつけられます。そして、怒りをぶつける子をすぐ止めず、まず「自分で折り合いをつけるのを待つ」姿勢にも、こちら側のあり方を静かに問い直されました。 校則をなくすなんて極端に見えるかもしれませんが、本質は「相手を見る前に、まず決めつけを手放してみる」こと。現場の話ばかりなので、理想論ではなく、具体的な場面から視点が変わります。子どもに関わる人はもちろん、「組織のルールと人の気持ちの間でいつも揺れる人」に刺さる一冊だと思います。

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