
対談 これからの学校教育のかたち (すばる Digital Book)
西郷孝彦、工藤勇一
集英社
累計読者数4
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約31分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
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この本について
学校や教育の話って、自分とは関係ないようでいて、意外と「人をどう見るか」「どう働くか」にそのまま返ってくるな、とよく思います。周りと比べて落ち込んだり、逆に自分が誰かを評価しすぎてしまったり、正しさを振りかざす空気にしんどさを感じたり……。あの窮屈さの正体ってなんなんだろう、と考え続けてきました。 この本は、そんなモヤモヤをほどく視点がいくつもあって、読みながら何度も姿勢を正された感じがあります。たとえば、子どもを比べないという姿勢は、そのまま大人同士にも当てはまるし、「行動でしか変わらない」という話は、道徳よりもずっと現実的で腹に落ちました。さらに、先生が手を出しすぎると依存を育ててしまうという指摘も、仕事の場での“過保護なマネジメント”を思い出してドキッとします。 結局、学校という閉じた場で起きていることは、社会の縮図なんですよね。自由を与えると人が自分で規制を作り始めるとか、型を守ることが目的化しがちな日本の文化とか、自分も無意識に引きずってきたなと感じました。読むと、「じゃあ自分は何を変えられるんだろう」と静かに考えたくなる本です。 教育に関わっていなくても、組織の空気や人との距離感に疲れている人には特に刺さると思います。
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出版社による紹介
校則全廃、タブレットの持ち込み許可、チャイムの廃止……真のインクルーシブ教育のためにあらゆる問い直しと開放を行ってきた世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦氏。宿題なし、定期テストなし、固定担任制の廃止……既存の学校教育の「常識」を覆してきた、千代田区立麹町中学校の工藤勇一氏。公立中学校の校長として前代未聞の改革に取り組み続ける二人の原点とは? 生徒として、教師として、親としての、それぞれの経験と歩みを明かす。学校教育における現在の課題と未来への展望、そして、本当の教育とは何かを考える、注目の教育者二人による初対談。本記事は、文芸誌「すばる」2019年7月号に掲載されたものです。
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