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崩壊する日本の公教育 (集英社新書)

崩壊する日本の公教育 (集英社新書)

鈴木大裕

集英社 / 2024-10-17

累計読者数6
平均ハイライト数 34.2件/人
推定読了時間 約3時間23分
star総合評価 73/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

学校の話題になると、なんとなく「これって本当に子どものためになってるのか…?」と胸の奥にモヤモヤが残ることがあります。先生の働き方の議論にしても、部活動の移行にしても、どこか “現場の実情” と “上からの方針” が噛み合っていない感じがする。自分が子どもを持っていなくても、この違和感だけはずっと拭えませんでした。 『崩壊する日本の公教育』は、そのモヤモヤの正体をはっきり言葉にしてくれる本です。ゼロトレランスが歓迎されつつも現場の柔軟さを奪っていく構造や、学校が「選ばれるためのブランド」になり、結果的に子どもたちが規格化されていく流れなど、気づかないうちに起きている変化が丁寧に描かれています。読みながら、先生という仕事の専門性って本当はどこにあるのか、そして私たちは「私の子ども」ではなく「私たちの子どもたち」を育てる視点をどこで失ってしまったのか、と考えさせられました。 加えて、この本は「じゃあどうすればいいか」を安易に示さないところも好ましいです。現場のしんどさも、行政の課題も、親の迷いも混ざった複雑な状況の中で、それでも“今ここで子どもが生きている”という当たり前をどう守るか。読後に少し視界が澄むような感覚がありました。 教育に対して「なんとなく不安はあるけど、整理できていない」という人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

安倍政権以降、「学力向上」や「愛国」の名の下に政治が教育に介入し始めている。その結果、教育現場は萎縮し、教育のマニュアル化と公教育の市場化が進んだ。学校はサービス業化、教員は「使い捨て労働者」と化し、コロナ禍で公教育の民営化も加速した。日本の教育はこの先どうなってしまうのか? その答えは、米国の歴史にある。『崩壊するアメリカの公教育』で新自由主義に侵された米国の教育教育「改革」の惨状を告発した著者が、米国に追随する日本の教育政策の誤りを指摘し、あるべき改革の道を提示する!
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