
学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか (講談社現代新書)
工藤勇一、鴻上尚史
講談社 / 2021-08-18
累計読者数8
平均ハイライト数 58.9件/人
推定読了時間 約3時間
star総合評価 67/100
start序盤集中型
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この本について
学校のことを思い出すと、いまでも説明されないルールや、大人の都合だけで動く仕組みにモヤモヤすることがあります。自分が親や当事者側に回ってみても、なんでこんなに話が通じないんだろう、そもそも何が「正しい」のか分からなくなる瞬間があるんですよね。 この本は、そういう曖昧な息苦しさを「仕方ない」で終わらせず、具体的な場面に落として考えさせてくれます。たとえば、校則の理不尽さを語るだけでなく、「なぜ先生は説明したがらないのか」「なぜ対話が起きないのか」という“構造”の方に踏み込む。あるいは、いじめや部活動の問題も、個々の善悪より「どうすれば関係に当事者意識が生まれるか」を丁寧に探っていく。読みながら、自分の中にあった不満や怒りが、少しずつ言葉に変わっていく感覚がありました。 特に刺さったのは、「人間はみんな違うし、だから対立が起きるのが前提」という姿勢です。丸く収めるための協調ではなく、それぞれが自分で決めて動けるようにする。そのために大人が何を変えられるのか、現実的な距離感で書かれているのが救いでした。 「学校ってなんであんなに説明してくれないんだろう」「自分の子どもには同じ思いをさせたくない」と感じている人に、とても静かに響く本だと思います。
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出版社による紹介
「従順な子」をつくる教育は、もう終わりにしよう! ブラック校則、いじめ、心の教育、不登校、教師の長時間労働――。 日本の教育が抱える最大の問題とは? 『学校の「当たり前」をやめた。』著者と、日本の同調圧力を追及してきた演出家による必読の学校論! ・教師への信頼を失わせるブラック校則 ・「服装・頭髪の乱れは心の乱れ」という迷信 ・不登校からのリハビリ ・いじめの件数に意味はない ・「朝の挨拶運動」はただの時間外労働 ・「国や社会を変えられると思う」は18.3% ・「わかる授業」が良い授業なのか ・30人を超えると集団の質が変わる ・スマホのルールは子どもたちが決める ・ぶつかり合うのは当たり前 ・スーパー教員がもたらした学級崩壊 ・「絆」と「団結」が目標になってしまう ・対話が苦手な日本人 ・感情をコントロールする技術 ・日本にユニコーン企業が少ない理由 ブラック校則に直面する生徒、子の不登校に悩む親、長時間労働に疲れる教員……すべての人に贈る、常識を疑うヒント。
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