
ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀
エリック・A・ポズナー、E・グレン・ワイル、安田 洋祐、遠藤 真美
東洋経済新報社 / 2019-12-20
この本について
最近、「なんでこんなに社会のルールって歪んだまま動き続けるんだろう…」と考えることが増えました。格差や移民、民主主義の限界みたいな大きな話題は、ニュースで聞いても自分ごとにはなりにくい。でも、目の前の違和感だけは残る。そんなモヤモヤを抱えたまま手を伸ばしたのが『ラディカル・マーケット』でした。 読んでみて意外だったのは、この本が単に「市場がすべてを解決する」と言い切る話ではないことです。むしろ、いまの制度が生んでいる不均衡をどう“設計し直せるか”を淡々と考えていく。例えば、移住の利益が特定の層だけに偏らない仕組みを国がどう作っているか、あるいはインデックスファンドの普及が経済全体の力学をどう変えているか。さらに、民主主義が抱える「多数者が必ずしも正しくない」という古代からの課題を、メカニズムデザインという視点で掘り下げるところは、個人的にはかなり刺さりました。 大きなテーマを扱っているのに、どこか日常の選択に落とし込めるんですよね。「何を変えるべきか」ではなく「どう設計すると人は動きやすいか」という発想に触れることで、仕事のプロセスやチームの意思決定を見直すきっかけにもなりました。 社会の話題に興味はあるけれど、感情論やスローガンには疲れた…そんな人には特にしっくりくる本だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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