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りゅうおうのおしごと!12 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!12 (GA文庫)

白鳥 士郎、しらび

SBクリエイティブ / 2020-02-13

累計読者数5
平均ハイライト数 1.4件/人
推定読了時間 約5時間44分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%

この本について

仕事でも趣味でも、ずっと続けてきたものほど「もう前みたいに気持ちが乗らない」とか、「辞めたいのに、辞めた自分を受け入れられない」とか、そういう妙な怖さがまとわりつく時がありますよね。自分でも説明しづらいけど、足が前に出ない感じ。僕もよくそこで止まってしまいます。 『りゅうおうのおしごと!12』で印象的なのは、将棋に人生をごっそり預けてきた人たちが、その“止まる瞬間”と正面から向き合っているところでした。抜粋にある「生活の全てが将棋に染まりすぎてて、外の世界に出るのが怖い」という告白は、将棋の話に見えて、実はどんな分野にも起こる感情だと思います。やめる・続けるの二択じゃなくて、「心が離れていた自分をようやく自覚する瞬間」ってこういうものなんだな、と静かに刺さりました。 そしてもう一つ、完敗した後の描写が意外と前向きなんですよね。「一番下まで落とされたなら、あとは上っていくだけ」という感覚は、勝負の世界だからこそリアルに響きます。自信が粉々になってからの回復って、実際にはすごくゆっくりだし、爽快なんて言葉からはほど遠い。でも、この巻では“それでも人は立ち上がる”というより、“立ち上がるしかなくなるラインまで落ちて初めて軽くなる”という、あまり語られない心の動きが描かれていて、自分の失敗の扱い方が少し楽になりました。 頑張り方がわからなくなった人、続ける理由が見えないまま踏みとどまっている人には、とても近い距離で届く巻だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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