
日本の電力改革・再エネ主力化をどう実現する RE100とパリ協定対応で2020年代を生き抜く (NextPublishing)
山家 公雄
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star総合評価 65/100
start序盤集中型
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この本について
電力や再エネの話って、「結局どこが問題で、何をどう変えればいいのか」が霧の中にある感じがします。容量市場だの需給調整だの、言葉は聞くのに繋がらない。でも仕事でエネルギーに触れるほど、曖昧な理解のままでは判断ができない場面が増えていくんですよね。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本は、その霧を少しずつ晴らしてくれました。たとえば、日本でなぜ当日市場が機能しづらいのか、テキサスのORDCのように「価格で投資を誘発する仕組み」はどう成立しているのか、そういう“仕組みの因果”まで踏み込んで説明されていて、読むと自分の中の地図が更新されていきます。さらに、グーグルの長期PPAのように、新規の再エネを生み出す構造をどう作っているのかが具体例でわかるので、「再エネが主力になるってこういう条件がそろって初めてなんだな」と腹落ちします。 特に刺さったのは、日本が複雑さを温存している一方で、白地の地域のほうがむしろ一気にシステム転換できる可能性がある、という視点でした。既存の常識に寄りかかっていた自分には、かなり強い気づきでした。エネルギーの話を“現場の判断”につなげたい人には、とても向いている本だと思います。
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