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薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫)

薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫)

塔山郁

宝島社 / 2022-12-06

累計読者数5
平均ハイライト数 4.4件/人
推定読了時間 約3時間16分
star総合評価 39/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも日常でも、「なんとなく違和感はあるのに、言語化できないまま流してしまうこと」ってけっこう多いと思います。自分の勘なんて当てにならないし…とスルーしがちなんですが、あとになって「あれ、やっぱりおかしかったよな」と気づくこともあるんですよね。 この本は、まさにその“違和感の扱い方”が静かに効いてくるタイプの物語です。読者の方が保存していた「薄かったはずの頭が七三に整っていた」というシーンは、事件らしい事件でもないのに妙に引っかかるところで、作中の空気感そのものを象徴しています。薬剤師である毒島花織の視点は派手ではありませんが、些細な変化を手ざわりのある情報として捉えていくんです。「ワン・フィンガーチップ・ユニット」のような薬の単位に関する細かい描写も、単なる豆知識ではなく、観察がどれだけ人の行動や背景を浮かび上がらせるかを示してくれます。 読みながら、自分も仕事で「この数字、ちょっと変だな」「あの人の言い方、いつもと違うな」と感じた瞬間を思い出しました。無理に大げさに考える必要はないけれど、気づいたことを丁寧に扱うだけで、状況の見え方が変わるんだと少し落ち着ける本だと思います。 静かなミステリーが好きな人より、「普段の生活で違和感を拾うのが苦手だけど、もう少しうまく向き合いたい人」に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

最強の薬剤師・毒島さんが今回挑む事件のカギは大麻!? 毒島さんに最大の危機が迫る! 累計15万部突破! 大人気お薬ミステリーシリーズ最新刊。 薬剤師の毒島さんは、その豊富な知識を活かし、薬にまつわる様々な事件を解決してきた。 山荘で渡された怪しげな種子の正体とは? ハイテンションな女性が家出した本当の理由は? 毒島さんはいつものように鮮やかに謎を解き明かし、同僚の刑部さんとホテルマンの爽太を驚かせる。 そんなある日、毒島さんたちが訪れた山荘に関して、新たに衝撃のニュースが飛び込んできて……。 帯には、薬剤師国家試験の勉強のために作成した、わかりやすい付箋ノートをInstagramに投稿し、人気となったくるみぱんさん(現役薬剤師)のコメントを掲載。 また、くるみぱんさんのとっても可愛い近影イラストも!
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