
medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫)
相沢沙呼
累計読者数28
平均ハイライト数 6.6件/人
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 47%
この本について
日常の中で「これは気にするほどのことじゃないよな」と流してしまうこと、けっこうありますよね。人間関係で疲れやすかったり、直感があるのに根拠を示せず黙ってしまったり。そういう細かな“違和感”を拾えないまま、後から「あれがヒントだったのか」と思い返すこと、僕もよくあります。 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は、そういう見逃しがちな感覚をそっと掬い上げてくれる小説です。霊視という設定はありながら、物語が本当に問いかけてくるのは「どこを不思議がるかは自分で決めるしかない」という、ごく現実的な話で。登場人物たちが抱える後悔や、関わりたいのに疲れてしまう心の弱さにも、妙なリアリティがあります。読んでいると、自分が普段どんな前提で物事を見ているのかが少しずつ揺さぶられていく感じがあって、そこが刺さる人は多いはずです。 特に効いたのは、論理が一つではないという視点と、直感を「理由の欠けたもの」として片づけない態度でした。事件を解く物語なのに、考えることそのものの姿勢を見直させられるのが面白いところです。推理小説としても刺激的ですが、日常の見え方がちょっと変わる読後感が残ります。 「小さな違和感をなかったことにしがちな人」に、静かに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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出版社による紹介
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