
後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫)
白川紺子 and 香魚子
集英社 / 2020-04-22
累計読者数3
平均ハイライト数 7.7件/人
推定読了時間 約3時間44分
star総合評価 45/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、いざ「守る」と決めたはずなのに足がすくんだり、選んだ道が正しかったのか確信がもてなくなることってありますよね。後ろに戻れないのは分かっていても、進む先も霧の中。私もよく同じところで立ち止まります。 『後宮の烏4』の抜粋を眺めていると、そういう迷いの温度にやけに触れてくるんです。たとえば、正しいかどうか分からない道でも「自分で選んだ」という一点だけが頼りになるという視点。あるいは、誤った選択をしてしまったときに「ねじ曲げてでも正しくしていく」しかないという苦い覚悟。そして、何が幸いで何が禍になるか誰にも判じられない世界で、それでも誰かを守ろうとする人物たちの姿。どれも派手な教訓ではないのに、日常の決断にそっと響いてくるところがあります。 物語としては後宮の陰影や人の情が濃く描かれていますが、読んでいると「正しさより、自分が何を大事にしたいのか」を考えざるを得なくなる瞬間が多いんですよね。迷いを抱えたまま動く人物たちが、読者の弱さや揺らぎを否定せずに受け止めてくれる感じがあります。 迷っている自覚がある人ほど、この巻は静かに効いてきます。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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出版社による紹介
今宵も夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女……。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞い込んで!? 烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは――。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!【目次】蚕神/金の杯/墨は告げる/禁色
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