
日本を貶める-「反日謝罪男と捏造メディア」の正体
大高未貴
ワック / 202003
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この本について
海外情勢のニュースを見ていて、「結局どこまでが事実で、どこからがプロパガンダなのか…」と曖昧なまま流してしまうこと、ありませんか。自分もそうで、特に中国や周辺国との話になると、距離の取り方が分からずモヤっとしたまま放置していました。 この本は、その濃い霧のような「わかったようでわからない状態」をほぐす材料として使えました。ウイグルやチベットで起きていることを、著者が取材を交えて淡々と拾っていくので、情報の輪郭が急に立体的になる感じがあります。また、日本の政治家やメディアがどう関わってきたのかという視点もあり、単に「他国の問題」では済まされない現実が見えてきます。読みながら、自分がどの情報に過剰に影響され、どこを見落としていたのかを確認する作業にもなりました。 もちろん内容は刺激的ですが、だからこそ距離を置いて考えるきっかけにもなります。著者が示す事例の一つ一つに、過度な解釈をのせず、「自分はどう受け取るか」を静かに試せる本でした。特に、国際問題を語るときにどこか自信が持てないままの人には、状況を整理するための土台として刺さると思います。 国際ニュースを“雰囲気”で流し読みしてしまう人にほど、現実を一度フラットに見つめ直す材料としてちょうどいい一冊でした。
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