
IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計
長谷川 敦士
累計読者数5
平均ハイライト数 14.8件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
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この本について
情報整理の仕事をしていると、「正確に書こうとするほど、逆に誰にも伝わらなくなる」という場面がよくあります。ラベル名を丁寧にしすぎて長くなったり、関係者の意見を全部盛り込んだ結果、構造自体がぼやけてしまったり。自分でも「あれ、何のために整理してたんだっけ」と迷う瞬間があります。 この本がよかったのは、情報アーキテクチャという言葉の専門性よりも、「結局は、ユーザーが情報を見つけて活用できるようにする“思いやり”なんですよ」という視点をくれたことでした。情報は変化する前提で考えること、複雑さを無理にツリーに押し込まず、パターンや文脈として捉えること、そして正確さより“わかる言葉”を優先すること。どれも当たり前に聞こえるのに、現場では抜けがちな視点ばかりで、読みながら何度も姿勢を正されました。 特に、データから特徴を抽出してモデルを作り、判断の基準にしていくプロセスは、迷いがちなチーム内の合意形成にも効きました。情報設計ってスキルというより、状況を整理し、人を巻き込み、未来の変化に耐えられる形を探す営みに近いんだなと感じます。 UIやサイト構造をどうにか「もっとわかりやすくしたい」と思いながら手が止まってしまう人には、静かに効く一冊です。
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