
CHROの原理原則―人事は水を運ぶ― (NextPublishing)
堀尾 司 and 山崎 賢司
この本について
人事に関わっていると、「結局うちの組織は何に向かっているんだっけ?」とか、「メンバーと評価の話になると毎回かみ合わない…」みたいな、小さな違和感が積み重なっていく瞬間が多いと思います。自分も同じで、制度を整えるより前に、そもそも何をそろえておくべきなのかが見えづらい時期が長くありました。 この本は、そのモヤモヤをいきなり解決してくれるわけではないのですが、人事の役割を“地に足のついた仕事”として再整理してくれる感覚があります。特に、組織の成長過程で起きがちな「50人の壁・100人の壁」の話や、期待値のズレが評価を難しくする構造、そして“人は化ける”という前提で環境を整えることの意味などは、自分の現場経験と恐ろしいほど重なりました。施策の正しさよりも、ビジョンや期待役割を日常で丁寧に擦り合わせることがどれだけ大事かが、言い訳なしで突きつけられます。 派手なノウハウではないのですが、人と組織を扱う仕事をしていると避けられない「本質的な問い」に粘り強く向き合わせてくれます。組織を無理に変えようとするのではなく、成長が起きやすい状態をつくるとはどういうことか。そのあたりの視点が欲しい人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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