
失敗ゼロからの脱却 レジリエンスエンジニアリングのすすめ (角川学芸出版単行本)
芳賀 繁
KADOKAWA / 2020-07-10
累計読者数4
平均ハイライト数 28件/人
推定読了時間 約4時間23分
star総合評価 66/100
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この本について
仕事のルールが増えるたびに「これは本当に安全のためなのか…?」とモヤモヤすることがありませんか。現場がやりにくくなっているのに、上はその実感に関心がないように見える。失敗を避けることばかりが優先されて、本来やりたかった“よい仕事をする”ことから遠ざかっていく。自分も同じ悩みを抱えていたので、抜粋に強く共感しました。 この本が効くのは、失敗ゼロを目指す安全管理の限界を“現場の視点”から整理してくれるところです。想定通りに進まない状況で人がどう判断しているのか、成功している時はどんな調整が起きているのかを丁寧に見ていくので、「エラーを減らす」より「うまくいっている理由を理解する」方向に視点が自然と切り替わります。また、ルールを増やすほど現場の自律性が失われるという副作用にも触れていて、安全と安泰は違う、という指摘は仕事の目的を思い出させてくれます。 現場に近い人ほど「結局どうやってうまくいっているのかを見に行くしかないよな」と感じるはずで、レジリエンスという考え方が決して理想論ではなく、実際の仕事を支える視点なんだと腹落ちします。 「ルールは増えるのに仕事はやりにくくなる」と感じている人にとても刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
対策をいくら積み重ねても、事故がなくならない。 マニュアルや手順が増えるほど、作業現場は疲弊する。 決められた安全訓練をしても、想定外には無力となる―― 現在の安全マネジメントは、もはや行き詰まりを迎えている! 仕事をする目的は、よい製品を作ること、よいサービスを提供することであり、事故を起こさないこと、仕事で失敗をしないことではない。 いまこそ、「事故を減らす」から「成功を増やす」へ、発想のパラダイムシフトが必要なのではないか。 産業界や医療界をはじめ、いま熱い視線が注がれている「レジリエンスエンジニアリング」とはなにか。労働災害、交通事故、航空機の墜落、鉄道の脱線や衝突、医療事故など、ヒューマンエラーの最前線を研究し続けてきた著者が、行き詰まりを迎えつつある安全マネジメントの現状に警鐘を鳴らし、豊富な実例とともに「よい仕事を続ける」ための新時代のマネジメントを提唱する。
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