
サーキュラー・エコノミー 企業がやるべきSDGs実践の書 (ポプラ新書)
中石和良
ポプラ社 / 2020-08-17
この本について
環境やサステナビリティの話題って大事なのは分かっているのに、「結局コストが増えるだけでは…」とか「いいことだけど、実務でどう落とし込めばいいのかが見えない」と、どこか踏み出しづらいまま時間だけが過ぎていく感覚がありませんか。僕も同じで、理念は立派でも実際の仕事に接続できない話はどうしても腹に落ちにくいまま終わってしまいがちでした。 この本が面白いのは、サーキュラー・エコノミーを“きれいごと”ではなく、企業が実際に成長戦略として使っている事例を淡々と積み重ねているところです。フィリップスが照明を「売る」から「使ってもらう」モデルに変えた話や、ミツカンが副産物だった酒粕から新しい価値をつくり続けてきた歴史など、現場での判断がどう利益と社会課題の両方につながっていくのかが具体的に描かれています。読んでいると、「環境に配慮する=自己犠牲」という思い込みが少しずつほぐれていく感じがありました。 特に、消費者が本当に求めている価値を見極めながら循環型ビジネスを組み立てる視点は、どんな業界でも応用できると思います。「良いことだからやる」ではなく、「自然と選ばれる仕組み」をどうつくるかを考えたい人にはしっくりくるはずです。 環境配慮とビジネスの両立にモヤモヤしている人、あるいはサステナビリティを“現実の仕事”に落とし込みたい人に静かに効いてくる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
サーキュラー・エコノミー--デジタル時代の成長戦略 (日本経済新聞出版)
ピーター・レイシー, ヤコブ・ルトクヴィスト, 牧岡宏, 石川雅崇, and アクセンチュア・ストラテジー

サステナビリティ新時代――成果を生み出すホリスティック×システミックアプローチ
PwC Japanグループ

経済的価値と社会的価値を同時実現する 共通価値の戦略 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
マイケル・E・ポーター and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部

サステナベーション sustainability × innovation ――多様性時代における企業の羅針盤 (日本経済新聞出版)
藤原遠

森と算盤~地球と資本主義の未来地図
渋沢寿一
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要