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日本という方法 おもかげの国・うつろいの国 (角川ソフィア文庫)

日本という方法 おもかげの国・うつろいの国 (角川ソフィア文庫)

松岡 正剛

KADOKAWA / 2020-09-24

累計読者数4
平均ハイライト数 3.5件/人
推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、「自分がどの価値観で物事を見ているのか」がわからなくなることがよくあります。西洋的な論理で割り切ろうとしてもしっくりこないし、かといって伝統とか文化と言われても、何を拠りどころにすればいいのか迷う。そんな宙ぶらりんな感じを、どう扱えばいいのか悩んでいました。 松岡正剛『日本という方法』は、その“宙ぶらりん”を無理に整理しようとせず、むしろ混ざり合った場所から見えるものを拾っていく本でした。抜粋にもありますが、清沢の「消極主義」や九鬼の「失ってわかる感覚」など、二項対立に乗らずにものを見る姿勢がいくつも出てきます。正解に寄せるのではなく、極の間に立つこと自体を一つの方法として扱うところに、僕はだいぶ救われました。明治以降の“西洋化への一直線感”をいったん脇に置いて、日本がどうやって言葉や歴史をつくり、異質なものと出会い直してきたのかを具体的に追えるのも、この本の効きどころです。 自分の立ち位置が定まらないとき、外から借りた価値観を疑いながらも、空白になりすぎないための視点がほしい人に刺さると思います。僕自身、迷ったまま読んだのに、読み終えたあと「この揺らぎごと生きていいのかもしれない」と思えるようになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

この国のよさは、「強さ」や「一貫性」ではなく 「一途で多様」なことにある。万葉集から司馬遼太郎まで、メディアや表現を横断する〈日本的編集〉の方法を辿り、日本社会と文化の様相を浮かび上がらせる。
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