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千夜千冊エディション 本から本へ (角川ソフィア文庫)

千夜千冊エディション 本から本へ (角川ソフィア文庫)

松岡 正剛

KADOKAWA / 2018-05-25

累計読者数4
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 29/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

仕事でも日常でも、言葉を扱う場面で「なんだか自分の思考がまとまらないな」「同じことを考えているはずなのに、伝わり方が毎回ズレるな」と感じることがあります。私もそこをずっと迷っていて、手を動かして考えているつもりでも、どこか表面的に言葉を並べているだけじゃないかと思うことがありました。 この本を読んで救われたのは、言葉や思考って“配置”によってまったく別物になる、という当たり前のようで見落としがちな視点を深く掘り下げてくれるところです。パスカルが言っていた「並べ方で意味が入れ替わる」という感覚が、ただの知識じゃなくて、実際の仕事の場で「あ、今まさに配置でつまづいてたんだ」と気づく助けになる。さらに、中世の書物文化の話から、記憶と思考と書く行為が本来はひとつながりだったという視点が示されていて、アウトプットを焦るよりも、自分の中に“置き場”を作ることのほうが重要なんだと素直に思えました。 特に、弱さや小ささが思考を媒介することで巨大なものに匹敵してしまう、というパスカルの感覚は、日々の迷いを抱えたまま進む自分にはかなり沁みました。言葉による修行という言い方もあって、自分のペースで思考を組み替えるための静かな道具をもらったような感じがあります。 思考が散らかりがちな人、言葉の手触りをもう一度確かめたい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

知の巨人、松岡正剛の本の読み方がわかる。読書は交際であり、格闘技である! 第一章 世界読書の快楽 道元『正法眼蔵』 ブレーズ・パスカル『パンセ』 滝沢馬琴『南総里見八犬伝』 オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』 エドガア・アラン・ポオ 『ポオ全集』 第二章 書架の森 リュシアン・フェーヴル&アンリ『書物の出現』 デレク・フラワー『知識の灯台』 フランセス・イエイツ『世界劇場』 メアリー・カラザース『記憶術と書物』 ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』 ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』 アルベルト・マングェル『読書の歴史』 小川道明『棚の思想』 第三章 読みかた指南 ウォルター・オング『声の文化と文字の文化』 川島隆太・安達忠夫『脳と音読』 前田勉『江戸の読書会』 上田利男『夜学』 周興嗣『千字文』 前田愛『近代読者の成立』 ゴットフリート・ロスト『司書』 第四章 ビブリオゲーム ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 アンドルー・ラング『書斎』
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