
悪用厳禁!禁断の一目惚れテクニックー心と体を操る内部表現書き換えの技術ー
齋藤順
累計読者数3
平均ハイライト数 31.3件/人
star総合評価 63/100
menu_book精読型
この本について
人と向き合うとき、どうしても「相手の気持ちが読めない」「距離の縮め方がわからない」という壁にぶつかることがあります。こちらは普通に話しているつもりでも、どこか噛み合わなかったり、うまく空気をつかめなかったり。そういうとき、自分の立ち振る舞いが相手にどう“伝わっているか”を考える余裕すらなくなってしまうんですよね。 この本は、一見すると恋愛のテクニック本のように見えるのですが、実際に読んでみると「人が相手をどう受け取るか」という内部の仕組みに踏み込んでいて、もっと広い文脈で役立つ内容でした。例えば、相手の視線の動きから記憶や感情がどう処理されるかを読み解く話や、こちらが落ち着いたポジティブな状態でいるだけで周囲の空気が変わるという指摘は、恋愛に限らず日常のコミュニケーション全般に効きます。また、「自分らしさ」を外側の基準から一度切り離して考え直す過程の話は、むしろ内省の本に近い印象でした。 読者が抜き出していたのも、“相手をどう動かすか”というより、“自分の状態をどう整えるか”に関する部分が多くて、そこに惹かれる気持ちはよくわかります。こちらが無理に取り繕うのではなく、まずは自分の感情や価値観との向き合い方を変えること。それが結果的に他者との関係にもにじみ出る、という視点はけっこう現実的です。 人と関わるときの「空気が読めない気がする」「緊張すると自分を出せなくなる」というあたりにモヤモヤがある人ほど、静かに刺さる本だと思います。
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