
おやすみ、東京 (ハルキ文庫)
吉田篤弘
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約6時間20分
star総合評価 48/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 71%
この本について
仕事と生活を往復しているだけのように感じる日ってありますよね。人との距離感も安定しなくて、つながりたい気持ちと、期待すると疲れる現実の間で揺れる。そんなときに、景色でも人でも「ただそこにあるもの」をもう少し丁寧に見られたら違うのに……とぼんやり思ったりします。 『おやすみ、東京』は、そういう時期にふと効いてくる本でした。祭りの匂いや色が一気に流れ込んでくる描写を読むと、自分の感覚が久しぶりに起き上がるような感じがするし、壊れた望遠鏡を嬉しがる人物の視点に触れると、物事の「役に立つ・立たない」から少し解放される感覚がある。さらには、偶然口にした飲みものに世界が一回転するような瞬間があって、「こんな小さなことで、人はちゃんと動くんだよな」と思い出させてくれます。 人とのつながりは儚いし、期待しすぎるとしんどい。でも街の中には、ふと誰かと交わるきっかけが無数にあって、その偶然に救われることもある。そんなふうに、閉じた視界が少しだけ広がるような読後感でした。 日常の手触りを失いかけている人に刺さる一冊だと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
東京、午前一時。この街の人々は、自分たちが思っているよりはるかに、さまざまなところ、さまざまな場面で誰かとすれ違っている―映画会社で“調達屋”をしているミツキは、ある深夜、「果物のびわ」を午前九時までに探すよう頼まれた。今回もまた夜のタクシー“ブラックバード”の運転手松井に助けを求めたが...。それぞれが、やさしさ、淋しさ、記憶と夢を抱え、つながっていく。月に照らされた東京を舞台に、私たちは物語を生きる。幸福な長篇小説。滋味深く静かな温もりを灯す、12の美味しい物語。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





