
この本について
最近、「成長しなきゃ」と無意識に自分を追い立ててしまうことがありませんか。仕事でも生活でも、前よりうまくやれていない気がして焦る。でも、そもそも“ずっと成長し続けなきゃいけない”という前提自体に、どこか違和感がある。そんなモヤモヤを抱えている人は多いと思います。 『ポスト・コロナ時代 どこに住み、どう働くか』を読んで印象的だったのは、「成長しなきゃいけない病」から距離を置いてみる、という視点でした。経済も個人も、常に右肩上がりである必要は本当にあるのか、と冷静に問い直してくれる。コロナをきっかけに生活のスピードが落ちたことで、私たちは“変化を歓迎する感覚”を少し取り戻していたのかもしれない、と気づかされます。 また、働き方や住む場所を考えるときの基準が、会社や学校との距離ではなく「自分が落ち着ける場所」にシフトしていく、という指摘も刺さりました。未来から今を振り返ったとき、コロナが社会の価値観を大きく転換させる節目になるかもしれない、という視点は、焦りよりも選択肢を感じさせてくれます。 成長のプレッシャーに疲れつつも、この先どう働き、どこに身を置けばいいのか考えたい人に静かに効いてくる本です。
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