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なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

ヨルゴス・カリス, スーザン・ポールソン, ジャコモ・ダリサ, フェデリコ・デマリア, 上原 裕美子, 保科 京子, and 斎藤 幸平

NHK出版 / 2021-04-28

累計読者数4
平均ハイライト数 37件/人
推定読了時間 約2時間18分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
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この本について

最近、「これ以上がんばり続けるしかない世界」にどこかしら違和感があっても、日々の生活に追われて立ち止まれないことが多いですよね。気候や社会のニュースを見るたびに不安はあるのに、何をすればいいかは霧の中のまま……。僕自身、このモヤモヤをずっと抱えていました。 『なぜ、脱成長なのか』は、その霧を一気に晴らすというより、まず「今の息苦しさには構造的な理由がある」と丁寧に示してくれます。成長を前提にした社会では、僕らが当たり前と思ってきた競争や長時間労働、消費のプレッシャーがどう作られてきたのかを知るだけで、少し肩の力が抜けるんですよね。さらに、単なる批判で終わらず、ケアを中心にしたコミュニティのつくり方や、余暇や自然とつながる時間をどう取り戻すかといった、日常レベルの行動の方向性まで描いてくれるのがありがたいところです。 読んでいて特に刺さったのは、「誰もが不安なく生きられる状態こそ豊かさだ」という視点と、「変化は個人とコミュニティと政治が一緒に動くことで起きる」という現実的な捉え方です。大げさな理想論ではなく、「まず自分の生活の中で何を育てていくか」という話に落ちてくるので、読み終わったあとに小さな一歩を自然に考え始められます。 今の社会の仕組みにずっと違和感があったけれど、うまく言語化できなかった人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日常から変革を起こす道を力強く示す! 繰り返される大量生産と大量廃棄、慢性化した長時間労働、広がり続ける格差、歯止めがかからない気候危機――。今、際限なき成長を追求する資本主義の矛盾と限界が露呈している。これを解決する経済社会ビジョンとして注目されるのが、「脱成長」だ。欧米で脱成長論を推進する旗手が、その基本的な考え方と実践例を紹介。人々の意識変革を誘いながら、ベーシックサービスやケア・インカムの導入、コモンズの復権など、脱成長の意向け必要な政策を論じる。“常識”を破り、真にゆたかな社会を構想する画期的提言の書! 『人新世の「資本論」』の著者・斎藤幸平氏が解説。
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