
完全版 無税入門 文庫版
只野範男
飛鳥新社 / 2020-12-09
この本について
副業を始めるときって、「これって税金どうなるんだっけ…?」という細かい不安がついて回りますよね。僕も最初は、経費の線引きや申告方法があいまいで、結局どう動けばいいのか分からずに時間だけが過ぎていました。頑張って稼いだつもりでも、税金の仕組みに詳しくないと知らないうちに損をしていたりします。 この本が刺さるのは、そのモヤモヤを“現実的なライン”で整理してくれるところです。難しい理論ではなく、読者が実際に気になる「副業を事業所得として認めてもらうには?」「赤字と黒字はどう相殺されるの?」「結局、白色申告でいいの?」といったポイントを、日々の行動レベルに落として説明してくれます。例えば、副業にかける時間や継続性がどう判断材料になるのか、経費としてどこまで妥当なのか、住民税がゼロになると実際どんなメリットがあるのか。こういう“線引きが見えにくい領域”を、生活感のある例で解いてくれるのは助かりました。 もう一つ良かったのは、「無理して節税しようとしない」という姿勢が軸にあるところです。やり方を知っておくことで余計な税負担を減らしつつ、頑張りすぎて本業や生活を犠牲にしない。そのバランス感覚が、こちらの不安をほどよくほぐしてくれます。無税を目指すのは義務ではなく、選択肢のひとつ。そういう温度で語られるので、プレッシャーなく読めました。 自分の収入構造を見直したい人、副業を始めたものの税周りがふわっとしている人に向いている一冊です。読んだからといって劇的に何かが変わるわけではありませんが、毎年の「よく分からないまま申告する不安」は確実に減ります。税金に振り回される前に、知識で身を守りたい人にちょうどいい本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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