
副業をはじめたいんですけど、税金ってどうしたらいいですか?
福島 宏和
東洋経済新報社 / 2023-01-27
この本について
副業を始めようと思うと、まず手が止まるのって「これって事業なのか雑なのか」「経費はどこまで入れていいのか」「そもそも確定申告って何から手をつければ…」みたいな、細かいけれど避けて通れないあたりなんですよね。僕も最初は、喫茶店で作業したことまで経費にしていいのか半信半疑で、モヤモヤしたまま時間だけ過ぎていきました。 この本が助かったのは、気合い論でも専門用語の羅列でもなく、「実際に副業をするときの手触り」に合わせて説明してくれるところです。たとえば、売上や経費を左右どちらに記帳するかといった基本の考え方から、日付や金額で検索できる形で記録を残す理由、開業届と青色申告をいつ出せばいいのかという“締切の実務感”まで、一つずつ整理できます。特に、事業所得か雑所得か迷ったときに「とりあえず事業として届け出ておくのもアリ」という現実的な姿勢は、走り出したい人には心強いはずです。 読んでいて感じたのは、副業の税金まわりって、判断に迷うポイントさえわかればそこまで怖くないということです。スマホ代の按分や、喫茶店作業が経費にできる理由のように、生活と仕事が入り混じる部分の扱いも具体的に語られていて、次にどう動けばいいかが見えやすい。本気で会社を作るつもりがなくても、法人化が話題に上がる理由を知っておくと、将来の選択肢も判断しやすくなります。 副業を「ちゃんとした形」にしていきたいけれど、専門家ほどの知識は求めていない。そんな人には、必要なラインを無理なく超えさせてくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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