
定年起業を始めるならこの1冊!定年ひとり起業
大杉潤
自由国民社 / 2021-03
この本について
定年前後になると、「このまま会社にぶら下がるだけでいいのか」とか、「働き方を変えたいけど、年金とか税金が複雑すぎて不安」といったモヤモヤが出てきませんか。僕も同じで、フリーで働く未来に惹かれつつ、制度のことがよく分からず足が止まっていました。 この本は、その“見えない不安”を現実的にほどいてくれます。たとえば、個人事業主になると厚生年金がどう扱われるのか、家族で合同会社を作るとどんな働き方が可能になるのか、収入を月5〜10万円から始めると生活にどう余白が生まれるのか。どれも机上ではなく、著者自身が60代で実際にやって失敗も成功も経験したうえで書かれているので、イメージが具体的になります。会社員として積み上げた知識や「業界の常識」が、外に出るとそのまま仕事になるという視点も、なかなか自分では気づきにくいところでした。 読んでいて強く感じたのは、「人生後半の働き方は、勢いや根性じゃなく、仕組みと設計で安定させられる」という点です。年金の繰り下げ方、国民年金基金や小規模企業共済の使い方、妻社長メソッドのようなファミリーカンパニーの実例まで、とにかく“これなら自分でも判断できそう”というレベルで説明されているのがありがたい。 会社員生活を終えつつ「もう少し自分の裁量で働きたい」と思っている人には特に刺さると思います。大きな勝負をするための本ではなく、これからの暮らしを少しずつ自分の手に取り戻したい人のための一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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