
捨てればいいってもんじゃない 暮らしと生き方を簡素化して人生が変わった僕のシンプリストライフ
エヌケン
この本について
最近、「片付けているはずなのに生活は全然スッキリしない」とか、「物を減らしたのに思考がごちゃつくまま」という声をよく聞きます。僕自身、部屋のものを減らせば勝手に人生が整うと思っていた時期があったので、その気持ちはすごくわかります。でも実際は、ただ捨てるだけでは何も変わらなくて、むしろ空っぽになった分だけ迷いがくっきり見えてきたりするんですよね。 この本が面白いのは、「捨てる」よりも前に“理由を語れるか”を問われるところです。持つか手放すかの判断が、自分の軸をつくる訓練になる。何を優先したいのかが言葉にできるようになると、選択に迷う時間が減っていきます。また、ものが少ないと余計な情報が視界から消えて、やるべきことに集中しやすくなるところも実感に近いです。著者が「布団」や「靴」のような日用品に惜しまず投資している理由も、毎日の気分やパフォーマンスに直結するからで、ここはすごく現実的な視点だと思いました。 もう一つ、読んでいて効いたのは「自分実況」と「3秒ルール」。先延ばしの癖をごまかさずに向き合える手触りがあって、行動が重い日の肩をそっと押してくれる感じがあります。片付けも習慣化すれば思考を使わずにできるから、掃除しながら気持ちが整うという感覚も腑に落ちました。 「減らすのが目的になってしまった人」や「自分の基準で選べるようになりたい人」には特に刺さると思います。物の数じゃなくて、“考え方のシンプル化”に興味があるなら、きっと現実的な気づきが多い一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
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