
最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方
堀田秀吾
サンクチュアリ出版 / 2020-08-05
この本について
何かに追われているわけでもないのに、頭の中がずっとざわついている日ってありませんか。大したことじゃないと分かっていても、このまま放っておいていいのか…と気が重くなるあの感じ。僕もそういう時期が続いたとき、「考えすぎているときほど、実は脳にムダな負荷をかけている」という話に妙に納得して、この本を手に取りました。 読んでみて腑に落ちたのは、無理に前向きになろうとしなくていいところです。たとえば「心配事の79%は起こらない」という研究はよく知られている話ですが、本書が面白いのはそこから先で、残りの16%は準備さえしておけば対処できる、と淡々と説明してくれるところ。考えないように我慢するのではなく、必要な準備だけして、あとは手放す。その切り替え方がかなり具体的に書かれていて、自分の生活にもそのまま落とし込めました。 もうひとつ刺さったのは、「ぼーっとする時間ほど脳は活発に働く」という話。怠けているように思えて、むしろ思考が整理される仕組みがあるというのは、休むことに罪悪感がある人ほど救われると思います。実際、僕も気の乗らない仕事を前にうだうだしてしまう癖がありましたが、いったん脳を休ませる→小さく始める、のセットでだいぶラクになりました。 過去を振り返りすぎたり、細かいことを気にしすぎたりして、頭だけが忙しい感覚に心当たりのある人にはとくに刺さる本だと思います。考える量ではなく、“考え方の扱い方”を変えたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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