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ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川新書)

ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川新書)

川村 隆

KADOKAWA / 2021-01-08

累計読者数15
平均ハイライト数 17.9件/人
推定読了時間 約3時間
star総合評価 62/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

仕事で何かを動かそうとすると、話し合いばかり増えて前に進まない。気づけば数週間たっても結論が出ず、「これ、本当に意味あるのかな…」と、じわっと疲れが残ることがあります。僕自身、会議で説明しては差し戻され、また説明して…の繰り返しに心が折れかけた時期がありました。 『ザ・ラストマン』を読んでいて刺さったのは、「結論が出ない理由の多くは人数の多さと“みんなの納得”を取りにいく空気」にある、という現実的な視点でした。著者が語るトップダウンの使いどころや、会議で“情報が揃っていなくても決める”という姿勢は、勇ましい理想論ではなく、実際に泥臭い現場で戦ってきた人の言葉として響きます。特に、尖った計画がどんどん丸くなってスピードを失うくだりは、自分の周りの風景と重なりました。 この本は、「組織で動く以上スピードは簡単に手に入らない」という前提を認めつつ、その中でも現実的に前へ進むための視点をくれます。強いリーダー像を押し付ける本ではなく、むしろ“迷いながらも判断しなきゃいけない場面”に立つ人を少しだけ後押ししてくれる本です。 組織の遅さに日々モヤモヤしている人にとって、静かに効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「ラストマンになれ」 私がこの言葉を聞いたのは、三〇代のころです。 当時の私は日立工場に勤めていて、たしか設計課長に昇進したときのことだったと思います。 日立工場長だった綿森力さんが、工場の執務室の窓の前でこう言いました。 「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。 それを見届けてから、オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。 それがラストマンだ」 ――そのときから、私の胸に「ザ・ラストマン」という言葉が深く刻まれています。【序章より】 * * * * * * 「自分の後ろには、もう誰もいない」――ビジネスマンに必須の心構えとは。 決断、実行、撤退…一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持ってやり抜けば、より楽しく、成果を出せる。 7873億円の赤字から会社を再生した元日立グループ会長が、苦境の日本経済で戦い続けるビジネスパーソンに贈るメッセージ。 新規収録原稿「若い企業人の皆さんへ」「ポストコロナ時代の企業」 ※本書は二〇一五年三月に小社から刊行された同名の単行本を加筆・再編集したものです。
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