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迷わず書ける記者式文章術

迷わず書ける記者式文章術

松林薫

慶應義塾大学出版会 / 20180215

累計読者数3
平均ハイライト数 38件/人
推定読了時間 約3時間24分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 31%

この本について

文章を書くたびに、「これで伝わるのか」と手が止まることがよくあります。相手の意図を“察して”書き進めては、あとから矛盾に気づいて書き直す。常識と思っていたことを前提にしたせいで、話がズレる。そんな小さな行き止まりが積み重なると、書くこと自体が面倒になっていきます。 この本が助けてくれたのは、文章の上手さより前に「どうやって情報を拾うか」「どうやって構成を作るか」という手前の工程でした。例えば、相手にバカだと思われても一つひとつ確認する姿勢や、仮説と検証を小さく回す癖付けは、日常のメモや企画書でもそのまま効きます。また、文章は“全体→細部”で見せると頭に入りやすいという説明は、構成を考えるときの迷いをかなり減らしてくれました。書くことは最後の仕上げで、その前の準備でほぼ決まるんだな、と腹落ちした一冊です。 仕事で文章を書く人にありがちな、「何を調べればいいかわからない」「どこまで書けば十分なのか判断できない」といったモヤモヤを、現実的なルールと手順でほぐしてくれます。特に“締め切りを自分で決める”という発想は、文章を永遠に直し続けてしまうタイプの人には救いになると思います。 こんな人に刺さるのは、「文章のテクニックより“迷わず書ける流れ”が知りたい人」。書くのが苦手というより、書く前の段階でつまずく人に向いている本です。

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出版社による紹介

▼「速く」「正確に」「わかりやすく」書く技術を伝授。 ▼「取材」から「推敲」まで記者のテクニックの全公開。 ▼社内報告書や企画書、エントリーシートまで幅広く応用できる。 元・日本経済新聞記者の松林薫氏(『新聞の正しい読み方』(NTT出版)の著者)が、大手新聞で標準的に使われているメソッドを分かりやすく説明します。 多忙なビジネスパーソンこそ是非活用してほしいスキルが満載です。

目次

 まえがき 第1章 文章を書くとはどんな作業か  大事なのは「何を書くか」  「文章が書けない」理由  なぜ記者は過酷な条件で書けるのか  モジュール・段落・文  新聞スタイルは応用範囲が広い  速く書くための基本戦略 第2章 構想を練る  文章の種類を決める  テーマを決める  読ませどころの設定  発想法の3パターン  ブレーンストーミング   第3章 取材の方法  メモのとり方  裏をとる  資料を確認する  現場、現物、現人にあたる  インタビューの方法  掘り下げて聞く 第4章 設計図を描く  設計図を作る  仕様を確認する  文体を決める  スケルトンの基本項目  仮見出しを立てる  見出しの表現方法  要旨をまとめる  4つの基本パターン  説明は逆三角形  レポートは三部構成  読み物は「起承転結」  長めの読み物は「起承展転結」  モジュールの中の構成  段落の役割  「本論」「展」は3パターン  「起」の書き方 第5章 文を書く  まず、ざっと書いてみる  読みやすい文を書く三原則  「40-60」の原則  「1文1意」の原則  受け身形を使わない  リードを書く  段落の中の「文」の並べ方  補足文の入れ方  客観性のある表現をする  とりあえず文章を締めるための表現 第6章 読みやすい文章とは  読み手に頭を使わせない  読みにくい原因  漢字の割合は3分の1程度  漢字を減らす方法  親しみのある言葉を選ぶ  語順を入れ替えるコツ  単調さを防ぐことも必要  分割のコツ  体言止めは最小限に 第7章 推敲する  読み上げれば難点がわかる  不要な言葉を削る  読点の打ち方  語句の説明書き 第8章 説得力を高める  写真をつける  イメージ図を描く  データで伝えるのは「大きさ」と「変化」  グラフをつける  表をつける  具体例やたとえ話を入れる  描写は「絵に描ける」ように 第9章 トレーニング編  説明力は「お絵描きゲーム」で  記者会見を速報記事にする  積極的に添削を受ける  文章構成の練習法 終 章 本質を突く文章術  「わかりやすさ」と偏向は紙一重  イメージに訴える  「本質を突く」方法  あとがき  文章修行のための読書案内  参考文献  付録
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