
IQ150の心理戦略コンサルタントが教える秒速で人を操る心理話術 (だいわ文庫)
山本マサヤ
大和書房 / 2021-03
この本について
会議や商談で「なんかうまくいった気がしない…」とか、相手の本音が取れずに手応えがないまま終わってしまうことってありませんか。こちらはちゃんと伝えたつもりでも、相手の反応が読み切れず、終わり際の空気だけが妙に気になって帰り道が長くなるやつです。仕事で人と関わる以上、避けて通れないところなのに、誰もちゃんと教えてくれないんですよね。 この本は、そんな「人とのやり取りの違和感」を丁寧に言語化してくれます。たとえば、相手から情報を引き出すには、ただ聞くのではなく自分の情報を先に差し出すほうがいいとか、説得するときは相手に結論を“言わせたほうが”人は動きやすいとか。言われてみれば自然なのに、実際の現場ではつい忘れてしまうポイントばかりです。また、会議や商談の最後をどう締めるかで、その時間全体の印象がガラッと変わるという話も、日々の実感とつながりやすいと思います。 個人的には、「人は合理性ではなく、納得できる物語で選ぶ」という視点が刺さりました。自分の提案が伝わらないとき、ロジックを積み増すより、相手が受け取りやすいストーリーに変換するほうが結果に直結することが多い。そういう“小さな調整”の積み重ねが、意外なほどコミュニケーション全体を変えてくれます。 営業やプレゼンに限らず、「人の気持ちの動き方をもう少し理解したい人」に向いている一冊です。無理にテクニックを盛る必要はなく、明日からの会話の質をそっと上げたい人にちょうどいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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