
強い企業が実践している 使えるKPIの作り方 (NewsPicks Select)
熊野整
ニューズピックス
この本について
KPIって大事なのは分かっているのに、「どれを見ればいいのか」「数字を作っても腹落ちしない」といったモヤモヤ、けっこうありますよね。とくにSaaSまわりだと、継続率やLTVみたいな概念が頭に入っていても、日々の判断にどう結びつければいいのか迷いがちです。僕自身、数字を眺めていても“結局どこを動かせば利益に効くんだっけ…”と堂々巡りになることがよくありました。 この本が助けになるのは、「利益に与えるインパクト」という軸でKPIを見直せるところです。継続利用率が少し下がるだけでビジネスが一気にしぼむ感覚や、LTVがそもそも予測でしかなく主観が入りやすいという前提を踏まえて、複数パターンでシミュレーションしておく発想は、現実の判断にそのまま使えます。また、数字を作るだけでなく、作った後にいじって試すことこそ価値がある、という視点も実務に近いなと感じました。感応度分析のように、どの数字を優先すれば利益が変わるかを“比べてみる”手つきが身につくのも大きいです。 さらに、会社がどこで勝とうとしているのかとKPIがずれていないかを見直す話や、過去のやり方に引きずられず「本当にこのコスト必要?」と疑ってみる姿勢など、数字の裏側で起きている判断のクセにも気づかせてくれます。肩肘張らずに読みつつ、翌日からの意思決定がほんの少しクリアになる本です。 自分でKPIを作らなきゃいけないのに、どこから手をつければいいか迷っている人にしっかり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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