
事業計画を実現するKPIマネジメントの実務 PDCAを回す目標必達の技術
大工舎宏
日本能率協会マネジメントセンター / 2017-12-20
この本について
仕事でKPIを追っていると、「そもそもこの数字って何を示したかったんだっけ…」とか、「目標はあるのに、具体的にどこを改善すればいいか分からない」みたいなモヤモヤが積み上がっていきませんか。自分も部門計画を作るたびに、数字が目的化していく感じがあってしんどかった時期があります。 この本が効くのは、KPIを“とりあえず決める”のではなく、成果KPI・重要成功要因・プロセスKPIという流れで、何を達成し、そのために何を管理するのかを筋道立てて考えられるようになるところです。定量化できない目標は○×△でいい、データが取れないなら代替指標でいい、など、現場のリアルに寄せた運用の考え方が丁寧に書かれていて、読んでいて肩の力が抜けました。トップダウンとボトムアップを両側から当てにいく発想も、実務で感じる“ズレ”をどう埋めるかのヒントになります。 特に刺さるのは、目標未達の要因を「リソース」「マネジメント」「外部環境」など複数の観点で整理していく部分で、数字だけを見ても判断できなかったモヤモヤに順番を与えてくれます。KPIは管理のための道具であって、正確な点数をつけることが目的ではないという視点も、自分には救いでした。 組織の数字を“動かすもの”として扱いたいけれど、どこから手をつければいいか迷っている人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
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