
人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント
楠本 和矢
すばる舎 / 2017-10
この本について
仕事でKPIを扱っていると、「これって本当に意味ある指標なんだっけ…?」と迷う瞬間が何度もあります。数字を追っているはずなのに、現場の行動とつながっていない気がしたり、途中で「これ違くない?」と思っても言い出しにくかったり。自分もずっとこのモヤモヤに付き合ってきました。 この本は、そういう“指標を回しているはずなのに成果に結びつかない”状態の理由を、かなり具体的にほどいてくれます。特に刺さったのは、KPIを「事業を動かす仕組み」として捉える視点で、単なる数字管理から抜け出せるところ。たとえば、見込客訪問数やレスポンスタイムのように、自分たちが意思を持ってコントロールできる行動だけを指標にするという考え方は、現場の負荷もムダな思考も減らします。また、KFI→KRI→KAIをきれいに分解するよりも、ユーザーの気持ちや状況から“攻略点”を決めるという逆算のやり方は、机上のロジックでは出てこないリアルさがあります。さらに、「何をやらないか」を決めるのが戦略、という割り切りがあるおかげで、あれもこれも手を出して疲れ切る状態から抜けられる感覚がありました。 数字が苦手でも、現場で「結局どれを追えばいいの?」と迷う人ほど刺さると思います。管理の言葉というより、行動の重心をどこに置き直すかを教えてくれる一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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