
転職1年目の教科書
秋山進
日本能率協会マネジメントセンター / 2021-06-15
この本について
転職って、入社初日から「ちゃんとここでやっていけるのか?」と不安になりますよね。前職との違いに戸惑ったり、ちょっとした違和感に敏感になったり、早く成果を出さなきゃと焦ったり。僕も転職したときにまさに同じ状態で、頭の中がずっとざわざわしていました。 『転職1年目の教科書』が効くのは、その“ざわつき”を無理に押し込めず、ちゃんと扱う方法まで示してくれるところです。例えば、気になったことをすぐ口に出すのではなく、まずは静かに書きとめておくという姿勢。これ、実際にやってみると、感情で反応するクセが減り、「どこに違和感があるのか」を冷静に整理できるようになります。また、いきなり自分の色を出すより、まずは小さな成果を積み重ねて「任せても大丈夫」と思ってもらう方が、結果的に自由度が広がる。この当たり前だけど忘れがちな道筋を、現実的な温度で教えてくれます。 さらに本書には、「前の会社では」の一言が周囲にどう届くのか、オーナー企業と大企業での“空気の違い”、上司への確認不足が起こすすれ違いなど、転職者がつまずきやすい場面がこれでもかと具体的に書かれています。理想論ではなく、現場での立ち振る舞いを一歩ずつ整えていく感覚に近いです。 今の環境にまだ馴染めない人、違和感の扱い方が分からない人、「早く結果を出さなきゃ」と苦しくなりやすい人に刺さると思います。僕と同じように迷いながら働いている人が、少しだけ呼吸しやすくなる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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