
システムを導入するときに読む本~システムの受発注を経験した筆者が解説するDX時代のシステム導入の教科書~
ひぐま
この本について
システム導入の話になると、「結局どこから手をつければいいんだろう…」とか、「会議ではそれっぽく進むのに、最後の最後で急にズレが噴き出すんだよな…」みたいなモヤモヤを抱えたまま進めてしまうことが多いと思います。自分も似たような状況で何度も疲れたので、この本を読んだときは「そういうことだったのか」と腑に落ちる場面がいくつかありました。 たとえば、PREP法にプロジェクトの基本情報を追加して資料を組み立てる感じや、最初の上司との相談で“方向性の合意だけを取る”という割り切りは、実務で迷子になりがちな部分をかなり整理してくれます。さらに、PoCは手書きでも十分とか、ベンダーに依頼する時点でRFPとRFIを分けるなど、現場の「このレベル感でいいの?」という小さな不安を潰してくれる具体性がありがたいところでした。 読み進めて感じたのは、システム導入って結局“ITの知識”よりも“人同士がズレないようにする工夫”の方が重要なんだな、ということです。根回しや体制づくりを丁寧に扱っているのも、理論ではなく現場での痛みを知っている人の書き方だなと感じます。特に「利用者を推進側に巻き込む」とか「目的思考で要件を削る」といった部分は、明日からの仕事にすぐ持ち帰れる内容でした。 システム導入が“専門家の世界”に感じて一歩引いてしまう人ほど刺さる本だと思います。現場の温度感に近い言葉で書かれているので、迷いながらでも前に進みたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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