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経営戦略としての取締役・執行役員改革

経営戦略としての取締役・執行役員改革

柴田彰, 酒井博史, and 諏訪亮一

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star総合評価 60/100
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この本について

経営の話になると、「結局うちの執行役員って何を任せられていて、どこまで責任があるんだっけ…」みたいなモヤモヤがどうしても残りがちです。役職の名前だけが先にあって、実態は人ベースで曖昧なまま、という組織も少なくありません。自分の会社でも同じような違和感があったので、この本を読んだときに、ようやく霧が晴れた感覚がありました。 特に刺さったのは、執行役員を“人”ではなく“役割”として定義し直すという視点でした。任せることと任せないことを明確にすることで、成果責任の重さも処遇の設計も変わってくる。そのリアルさが妙に腹落ちします。また、女性や外国人を入れるだけでは多様性にならないとか、取締役会の人数が増えすぎると意思決定の質が落ちる、といった指摘も、現場で感じる違和感を言語化してくれる部分でした。トヨタのように階層を減らして社長が次世代と直接向き合う設計など、抽象論ではなく制度をどう再構築するかのヒントが具体的です。 結局、どの企業にも「これが正解」というガバナンスはなく、自社の取締役会をどうデザインするかを考え抜くしかない。そのときに、この本は議論の土台をつくってくれます。役員制度の改革に向き合うときに、何を問い直せばいいのかがクリアになる本でした。 経営体制の見直しに関わっている人、あるいは「今のうちの役員構造、なんとなく歪んでないか…?」と感じている人には特に刺さると思います。

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