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取締役の心得

取締役の心得

柳楽 仁史

総合法令出版 / 2018-09-07

累計読者数4
平均ハイライト数 25.5件/人
推定読了時間 約5時間41分
star総合評価 62/100
menu_book精読型
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この本について

役員に限らず、マネジメント寄りの立場になっていくと、「権限は増えないのに責任だけ大きくなる感じがする」「評価と報酬が自分の実感とズレている気がする」「数字や戦略の話になると急に苦しくなる」みたいなモヤモヤがつきまといます。僕もそこから抜け出せずにいた時期があって、何を基準に判断すればいいのか、正直よく分からなくなっていました。 この本が良かったのは、取締役という立場を“偉い人の役割”としてではなく、“責任と不確実性をどう扱うか”という視点で捉え直してくれるところです。例えば、「責任>権限」という前提に立つことで、権限がない状況を嘆くよりも、どう判断し、どう説明するかに意識が寄るようになります。また、「組織と戦略はどちらが先か」という古典的な議論も、どちらでもなく“相互作用で形づくられる”と説明されていて、現実のぐちゃっとした状況と噛み合う感じがあります。さらに、数字に強いかどうかは才能ではなく、潜在意識に落ちるまで繰り返すしかない、と淡々と言われるあたりも現実的です。 取締役の仕事は華やかというより、覚悟や判断の積み重ねに近いのだと思います。報酬や評価の仕組みや、リスクのとり方、人前で話す準備の重要性まで踏み込んでいて、読みながら「これは自分にも当てはまるな」と何度も姿勢を正されました。役職名に関係なく、“責任の重さに対して迷う瞬間が増えてきた人”には刺さる本です。

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出版社による紹介

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評ロングセラーの全面リニューアル! 取締役が企業経営において果たすべき役割や求められるスキルを具体的に解説したことで好評だった『取締役の心得』が4年ぶりに全面リニューアルした[新版]として登場。 相次ぐ不祥事が象徴するように企業の社会的責任は重大化している。その一方で、「働き方改革」が示す生産性向上と社員のワーク・ライフ・バランスの両立、さらに市場の成熟化による新規事業進出の必要性など、企業経営を取り巻く環境は激変している。 このような中、経営トップを支える取締役の役割と責任もますます大きくなっている。 今回の新版は時流の変化に合わせて、本文を全面リニューアルしたほか、2018年6月のコーポレートガバナンス・コード改定など、取締役をめぐる法的規制についても新たに盛り込んだ。 現在取締役を務めている人はもちろん、経営トップや将来取締役をめざす人も必読である。
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