
サイレント・ウィッチ II 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)
依空 まつり and 藤実 なんな
KADOKAWA / 2021-10-08
この本について
人間関係で気を遣いすぎたり、集団の空気に馴染めないまま「まぁ自分はこんなものか」と割り切ろうとしてしまう瞬間ってありますよね。強がれるタイプでもないし、かといって弱さをそのまま見せるのも怖い。そんな時に、静かに自分のペースを守ろうとするモニカの姿が、意外と心に効いてきます。 この巻で描かれるのは、派手なバトルよりも、人の本心を読み違えたり、距離感を掴めずに戸惑ったりする“日常の揺れ”の方が多い印象です。例えば、鍵付きの引き出しに手紙をしまう慎重さとか、誰にも見られないように物を扱う癖とか、そういう細かい行動の積み重ねが「人に怯えながらも、それでも関わろうとしている姿」に見えてきます。さらに、計算だらけの魔術設定の中で、ルイスやフェリクスが見せる冷静さと打算は、他人への向き合い方って一つじゃないと教えてくれるんですよね。 個人的に響いたのは、モニカの臆病さが欠点として扱われないところです。弱さのままでも役割を果たせたり、人に気づかれない努力が誰かを守る力につながったりする。こういう描き方が、読んでいて静かに背中を押してくれるんです。人間不信さえ「向いている任務」になるところが、この作品らしい優しさだと思います。 不器用なままでも前に進みたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」 (TOブックスラノベ)
香月美夜 and 椎名優

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)
依空 まつり and 藤実 なんな

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか15 (GA文庫)
大森 藤ノ and ヤスダ スズヒト

Re:ゼロから始める異世界生活 11 (MF文庫J)
長月 達平 and 大塚 真一郎

薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)
日向 夏、しのとうこ
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要

