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サイレント・ウィッチ VII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

サイレント・ウィッチ VII 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

依空 まつり and 藤実 なんな

KADOKAWA / 2024-02-09

累計読者数3
平均ハイライト数 58.3件/人
推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 75/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 51%

この本について

人間関係でも仕事でも、「あの人は才能あるから」「自分なんて替えがきくし」と思い込んで、勝手に縮こまってしまうことってありませんか。周りが強く見えるほど、自分だけが半端者みたいで、どう振る舞えばいいのか分からなくなるあの感じです。僕もよくその沼にはまります。 『サイレント・ウィッチ VII』を読んでいて救われたのは、この物語の多くの人物が同じように揺れているところです。七賢人のような天才でさえ迷うし、まして「替えの利く存在」だと思い込んでいる者たちはなおさら。けれど、彼らの視点が少しずつ変わっていく様子が、妙に現実的で、こちらの背中まで押してくれるんです。たとえば、利用された妹の無実を信じ続ける兄や、凡人と天才の距離感に悩む魔導具師、あるいは病弱な殿下に寄り添おうとする人たち。みんな「役割」ではなく、自分の手で選ぼうとしている。その積み重ねが効いてきます。 しかも、この巻は関係性が深まるシーンがとても多くて、人物同士の小さな誤解や弱さが少しずつほどけていく過程が刺さります。戦闘の派手さより、そこにある感情の揺れで読ませてくるタイプなので、「物語の中の他人の強さ」ではなく、「弱さを抱えたまま進む姿」に力をもらいたい人に向いています。 一言でいえば、誰かと比べて落ち込みがちな人にこそ響く一冊です。自分のペースで前に進むしかないよな、と静かに思わせてくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

古代魔導具〈偽王の笛〉の影響下、上位精霊たちが牙を剥く危険な森で、七賢人は事態の収拾のため行動を開始した。 だが〈茨の魔女〉の植物操作、〈砲弾の魔術師〉の多重強化、そして〈沈黙の魔女〉の無詠唱魔術が飛び交う大激闘は、戦禍を呼ぶ笛に秘められた真の能力で、さらなる窮地に! 一方、学園ではある生徒にモニカが魔術師だと看破され——「わ、わたしの正体をばらすぞ、ってこと、ですか?」 風雲急を告げる第七幕。かくして、物語は大きく動き出す。 ※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ』(著:嵐 華子)のお試し版が収録されています。
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