
あなたを救う培養幹細胞治療(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
辻晋作
集英社 / 2021-08-06
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推定読了時間 約2時間13分
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この本について
医療の情報って、調べれば調べるほど「何が正しいのか分からないまま不安だけが増える」ということが多くないでしょうか。特に再生医療のように専門用語が多い分野は、興味はあっても距離を感じてしまいがちだと思います。僕自身も、家族の治療について考えるときに同じところでつまずいていました。 この本が助かったのは、技術を持ち上げすぎず、現場で実際に何が起きているのかを淡々と説明してくれるところです。例えば、脊髄損傷に対して世界で唯一承認されている治療薬がなぜ生まれたのか、膝の痛みが「血管が乏しいから治りにくい」構造的な理由、脂肪幹細胞が年齢を重ねても増え続けるという身体のリアルな性質など、知るだけで医療の見え方が変わる話が多いんです。仕組みが分かるだけで、自由診療の判断や病院選びの迷いが少し軽くなる感じがありました。 再生医療と聞くと、夢の技術か危ない賭けかの二択みたいに語られがちですが、実際には法規制や医師の裁量、細胞加工の方法など、グレーではなく“現場がどう工夫しているか”の話が中心です。だから読んでいて妙な煽りもなく、現実の医療の中でどこまでできるのかが静かに掴めてきます。 将来の治療の可能性を知りたい人というより、「いまの選択肢をもう少し自分の言葉で理解したい人」に向く本だと思います。僕と同じように、医療の情報に振り回されがちな人ほど落ち着いて読めます。
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出版社による紹介
次世代医療として世界中で研究が進む再生医療。新たな成長戦略として有望視している日本も、その実用化を強力に推進している。実はすでに身近な分野での適用が始まっていることをご存知だろうか。特に注目されているのが、患者自身の身体から採取した幹細胞を培養・投与する治療法である。本分野の最前線で活躍する著者が、この培養幹細胞治療を中心に、再生医療のあゆみと実際の治療、今後の展望についてわかりやすく解説。再生医療の今がわかる一冊!
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