
宇宙はなぜ美しいのか カラー新書 究極の「宇宙の法則」を目指して (幻冬舎新書)
村山斉
幻冬舎 / 2021-11-25
この本について
日常のことで手一杯のときって、自分が見ている世界がどれくらい“小さな切り抜き”なのかを忘れがちですよね。仕事の判断でも、人間関係でも、目の前のことしか見えていない気がして、なんだか息が詰まる。僕自身そんな状態が続いていたときに、この本のスケール感にちょっと救われました。 たとえば、地球をリンゴにたとえると ISS が皮のあたりを回っているだけで、そこから見えているのは地球のごく一部にすぎないという話。数字をただ並べているだけなのに、自分の“見えている範囲の狭さ”をそのまま差し出されたようで、妙に実感として残りました。また、アインシュタイン方程式が「座標をどう取っても崩れない対称性を持つ」といった説明も、単に知識としてではなく、「物事にはこういう揺るがない仕組みがある」という安心感につながるんですよね。宇宙の話をしているはずなのに、どこか心の隙間に効いてくる感じがあります。 さらに、日本の探査機かぐやの観測や、すばる望遠鏡がある標高4200メートルのマウナケアの話など、具体的な距離や場所が出てくることで、宇宙が急に“遠すぎないもの”になるのも良かったです。広大さに圧倒されるというより、世界の見え方がゆっくり広がっていく感覚に近いです。 視界が狭まっている気がする人、数字や物理の裏にある「感覚」みたいなものを受け取りたい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
宇宙一わかる、宇宙のはなし むずかしい数式なしで最新の天文学
日本科学情報 and 渡部潤一

僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない――この世で一番おもしろい宇宙入門
ジョージ・チャム、ダニエル・ホワイトソン、水谷 淳

宇宙の奇跡を科学する (扶桑社BOOKS新書)
本間希樹

マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか (星海社 e-SHINSHO)
野村泰紀

宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス)
高水裕一
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要


