
音楽力を伸ばす「譜読み」の基本~楽譜攻略13のステップ~
山本美芽
ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部 / 2021-07
この本について
ピアノを弾いていて「譜読みだけがいつまでも苦手なんだよな…」というモヤモヤ、けっこう根深いですよね。練習しているつもりでも、次の週にはまた忘れている感じがあるし、理論を学んでも実際の音とつながらないまま終わってしまう。自分もそういう時期が長くて、五線譜を見るだけでどこから手をつければいいのか迷っていました。 この本は、そういう “つながらない感じ” をほどいてくれます。印象的だったのは、譜読みを「情報として覚える」のではなく、耳や身体の感覚とセットで育てる視点が徹底しているところ。例えば、ドミソやレファラといった3度の並びを上下どこからでも行き来できるようにする話や、南インドのリズム唱「タカディミ」を取り入れる理由など、単なる知識の話ではなく“なぜそれが有効なのか”が実感として腑に落ちます。また、家でまったく練習しない子と毎日少しでも音に触れている子の差が「恐ろしいほど開く」という描写は、身に覚えのある人ほど刺さると思います。 少しずつ音と理論が結びついていくと、「このシャープは何の役割だろう?」と自然に楽譜の意味を追えるようになり、譜読みのストレスが減っていきます。譜読みは才能じゃなくて、耳・記憶・手の動きがつながる回路をどう作るかの話なんだと実感しました。 楽譜を見るたびに手が止まる人、音符と音が結びつかないまま練習してきた人にはとくに刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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