
〈問い〉から始めるアート思考 (光文社新書)
吉井 仁実
光文社 / 2021-12
累計読者数17
平均ハイライト数 11.5件/人
star総合評価 55/100
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この本について
仕事でも生活でも、「これって本当に正しい形なんだろうか」とふと立ち止まる瞬間があると思います。目の前の前提に乗っかるしかないのは分かっているけれど、どこかでモヤモヤが残る感じ。僕も同じで、答えが欲しいというより、視点の置きどころを少し変えたいだけなんですよね。 『〈問い〉から始めるアート思考』は、その“視点の揺さぶられ方”がかなり独特です。青いカーネーションを「企業が本当に独占していいのか」と問い直すアーティストの実験や、故人のDNAを木に宿すアイデアなど、読みながら「そこまで遡るのか」と何度も足元をズラされます。環境や人口、家族の形にまで話が広がっていくあたりも、僕らが普段スルーしている前提を丁寧にめくってくれる感じがありました。 特に効いたのは、作品そのものより“作品が成立する条件”に目を向けさせられるところです。ライトが点いたり消えたりするだけの部屋に対して、「アートとは何をつくることなのか」という問いが生まれるように、日常の仕事も「やり方」より「そもそも何をつくろうとしているのか」に立ち返るきっかけになります。正解探しではなく、自分の立つ場所を少し広げたい人に刺さる本です。 前提を一枚めくってみたいとき、机の角にずっと置いておきたくなる一冊でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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