
ハウ・トゥ アート・シンキング
若宮 和男
実業之日本社 / 2019-12-27
累計読者数13
平均ハイライト数 31.2件/人
推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 74/100
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この本について
仕事でも日常でも、「ちゃんと答えを出さなきゃ」と思うほど動きが固まっていく時があります。会議に詰め込まれた一日を終えると、気づけば自分の感じたことや衝動はどこかに置き去りで、判断もだんだん“おなじ”方向に寄っていく。そんなモヤモヤに心当たりがある人には、この本が少し息を入れてくれます。 読んでいて強く感じたのは、「正解がある前提で動くと、そもそも自分の違和感や好奇心に気づけなくなる」という指摘でした。アートには正解がないからこそ、問い続ける姿勢が大事になる。これは仕事でも同じで、調査やロジックだけを頼りにすると“箱ティッシュ的な企画”ばかりが生まれてしまう、という話に妙に納得しました。また、偶然の重要性をどう扱うかという視点も実践的で、行動量を増やすことで思いもよらない機会が転がり込む、というのは日々の小さな選択を少しだけ変えてくれます。 さらに印象に残るのが、「大きいものに隠れる」という罠です。役職や肩書を外してみると何も残らない気がして怖いけれど、その外側こそが“本当の自分”から一番遠いという指摘は、思わず手を止めました。欠点やズレのほうに、自分の輪郭が宿っているという視点も救われます。 自分の“違い”を無理に矯正せず、もう少し丁寧に扱いたい人に刺さる本です。
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出版社による紹介
建築士→アート研究者→大企業での新規事業立ち上げ→起業家 様々な領域を行き来し、試行錯誤を重ねた著者がたどりついた、 答えのない時代を生き抜くための1つの答え。 【アート・シンキング】 なぜいまビジネスにも人生にも「アート」が求められているのか? アートに精通し、ビジネスの現場にアーティストの思考を取り入れる、 実践者でもある著者がまとめた渾身の一冊。 (内容) ●アートの価値はなにで決まる? ~「おなじ」より「ちがい」を生むチカラ~ ●アートは身体的?~「頭」だけで考えず、異質性を活かす~ ●アートは「自分」をアップデートする?~「制限」が常識を超えた、新しい視点を生む~ ●アートはmetaphorical? ~世界の見方を「多次元化」する~ ●アートに「正解」はない? ~イノベーションを窒息させないために~ ●技術とアートの共犯関係 ~文化を革新するinspireとchallenge~ ●新規事業と「アート・シンキング」 ~「自分」起点で事業をつくる~ ●アートは偶然を活かす?~偶然から生まれるイノベーション~ ●「アート・シンキング」は詩的?~「分からない」モヤモヤを楽しもう~ ●「アート・シンキング」な社会のつくり方 ~消費せず、培養する社会へ~ ●アートは変幻自在?~真・善・美を超える精神の冒険~ ●アートは触発し合う? ~「触発」の感性を磨く方法~ ●アートのエネルギー源は「偏愛」と「違和感」? ~熱量からイノベーションは生まれる~ ●アートとスタートアップは同じ夢を見るか?~ArtThinking Improbable Workshopとエフェクチュエーション理論~ ●「アート・シンキング」は「当てにいかない」 ~価値とは、まず「自分」を愛すること~ ●「アート・シンキング」はどうして生まれたの?~ビジネスにおける思考法の進化~ ●アート・シンキング忘るべからず ~時々、思考をスイッチする~ ●「自分」を欺く3つの罠 ~「ありたい」「あるべき」を手放そう~ ●アートは「自分」がクライアント? ~個の時代を生き抜く力をつける~ ●「アート」と「遊び」に学べ ~「非効率」と「余白」が仕事を面白くする~
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