
図解まるわかり AIのしくみ
三津村 直貴
翔泳社 / 2022-03-25
この本について
AIまわりの話を聞くたびに、「結局どういう仕組みで動いているのか」「昔から何が積み上がって今につながっているのか」がふわっとしたままになっていることが多いんですよね。自分も仕事でAIを触るようになってから、その曖昧さが判断の迷いにつながっていると感じていました。 この本は、単に技術用語を並べるというより、AIの歴史や考え方がどう積み重なって今の技術になっているのかを“地続き”で捉えられるところが良かったです。たとえば、エキスパートシステムの限界がなぜ生まれたのか、記号主義とコネクショニズムがどう対立しながらも今のAIで共存しているのか、そしてディープラーニングが突如ブレイクしたわけじゃなく、何十年分の研究とコンピュータ性能の進化が合流した結果だったことなど、点で知っていた情報が線になっていく感覚がありました。 読み終わるころには、AIを「なんとなくすごいもの」として扱うのではなく、どんな目的で動き、どんなアルゴリズムで判断し、どこに弱点があるのかを具体的に想像できるようになります。特に、これからAIを業務に組み込む立場の人や、技術者ではないけれど判断にAIの知識が必要になってきた人に刺さる本だと思います。 仕組みの理解が深まると、AIを“正しく怖がる”こともできるし、どこに期待すべきかも自分なりに整理できるようになります。そんな視点をゆっくり育てたい人にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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