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後悔の経済学 世界を変えた苦い友情 (文春文庫)

後悔の経済学 世界を変えた苦い友情 (文春文庫)

マイケル・ルイス and 渡会 圭子

文藝春秋 / 2022-02-08

累計読者数3
平均ハイライト数 13.7件/人
推定読了時間 約6時間14分
star総合評価 63/100
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この本について

仕事でも私生活でも、決めるたびに「これで良かったんだっけ…」と引っかかる瞬間ってありますよね。期待値でいえば正しいはずなのに踏み切れないとか、逆に説明が細かいだけの話を信じてしまうとか。頭ではわかっているつもりでも、実際の選択になると妙にぶれる自分がいる。僕もずっとその正体がつかめずにいました。 『後悔の経済学』は、その揺れの裏側にある“人間の癖”を物語として見せてくれる本でした。特徴的なのは、教科書的に理論を並べるのではなく、カーネマンとトヴェルスキーという二人の研究者の関係と迷いを通して、人はなぜ判断を誤るのかが立体的に見えてくるところです。例えば、後悔を避けようとして意思決定をゆがめてしまう場面や、確率より「もっともらしさ」に引っ張られてしまう感覚。自分の日常の選択にも覚えがありすぎて、読みながら何度も手が止まりました。 そして彼らの視点に触れると、不思議と“自分の判断が弱いから迷うんじゃない”という実感が出てきます。環境が判断を狂わせることもあるし、そもそも人間の脳は完璧に合理的にはできていない。だからこそ、判断そのものより、判断が置かれる状況を整えることが大事なんだと腑に落ちるんです。 迷いやすい人ほど救われる話が多いので、「選択にいつもモヤモヤが残るタイプ」の人にはとくに刺さると思います。自分の弱さを責めるより、仕組みを知って扱い方を変える。そのヒントが丁寧に詰まった一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「人間の直感はなぜ間違うか?」。その命題を突き詰めてあらゆる学問の常識を覆したのは、2人の天才心理学者だった。 生い立ちも性格も全く違うカーネマンとトヴェルスキーの共同研究は、やがて経済学の分野にも革命を齎(もたら)すのだが……。 『マネー・ボール』で著者が見落としていた先に隠されていた、感動のヒューマン・ドラマ。解説・阿部重夫 「ぼくらは友だちだ。きみがどう思っていようと」 不合理な人間モデルを前提とした行動経済学を生み、世界を永遠に変えた、2人の天才科学者の友情と別れ 世界的ベストセラー『ファスト&スロー』著者にして、 ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマン。 華やかに見える彼の人生には、決して欠かすことのできない共同研究者がいた。 彼の名はエイモス・トヴェルスキー。 カーネマンはこの悲運の天才を愛し、そして激しく嫉妬した——。 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本『かくて行動経済学は生まれり』を改題した文庫版を底本としています。
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