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新薬の狩人たち 成功率0.1%の探求 (早川書房)

新薬の狩人たち 成功率0.1%の探求 (早川書房)

ドナルド R キルシュ, オギ オーガス, and 寺町 朋子

累計読者数3
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約6時間22分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 54%

この本について

医療とかテクノロジーの話って、生活に直結しているのに「仕組みまではよく分からないまま」になりがちですよね。自分も糖尿病やインスリンのニュースを見るたびに、表面的な理解しかできていない気がしてモヤっとしていました。そんなときにこの本を読むと、研究室の空気まで伝わってくるような具体性のおかげで、霧が少しずつ晴れていく感じがありました。 たとえば、インスリンがどう作られてきたかをたどると、牛や豚由来では限界があったとか、組み換えDNA技術が登場した瞬間に何が起きたのかとか、表だけだと分からない「人間の手仕事」が見えてきます。大腸菌から取り出した不完全なインスリンを、どうやって正しい形に折りたたませるのか。そこに悩み、工夫し、突破した人たちの姿は、仕事で行き詰まったときにも妙に響きました。また、糖尿病のメカニズムが丁寧に説明されていて、なぜ尿が甘くなるのか、なぜ合併症が重くなりやすいのか、単なる「知識」以上の実感として落ちてきます。 自分と同じように、「専門外だけど、目の前の現実をもう少し深く理解したい」と思う人に刺さる本だと思います。最先端の研究が遠い世界の話ではなく、人が悩み、判断し、試行錯誤した積み重ねなんだと静かに教えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ケシの実、青カビ、ブタの膵臓...人類はあらゆる材料を駆使して新薬をつくりだしてきた!科学者の創薬プロジェクトが医薬品に結実する可能性は、わずか0.1%にすぎない。ペニシリンやアスピリン、インスリンなど、現代の私たちが恩恵を受ける薬の数々は、そうした困難な研究プロセスを経て実用化にいたった、まさに「夢の薬」なのだ。新薬の狩人たちの挑戦の歴史を、創薬の第一線で35年にわたり活躍する研究者が描き出す。薬に対するあなたの理解を一変させる科学ノンフィクション。
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